こんにちは、梅原けいです。
レシピ本の出版方法にはいくつかのパターンがありますが、
その中のうちの1つが企画書を書いて、出版社などに売り込みにいくという方法です。
実際、私もこれまでに何度か企画書を書いたことがあり、だんだんとコツがわかってきました。
今回は料理の本の企画書は何をどのように書いたらいいのか、書き方のポイントについてシェアします!
目次
■レシピ本の出版企画書に必ず書くこと
【タイトル】
まず最初に見られるのが「タイトル」です。
自分がイメージする、本のタイトルをつけてみましょう
これが魅力的かどうかで、その下を読まれるかどうかは決まると言っても過言ではありません。
なるべく分かりやすく、本の内容が瞬時にわかるタイトルがベストです。
【キャッチコピー】
タイトルに続いてキャッチコピーも大切です。
タイトルだけでは伝えきれない魅力的な情報を入れて、「お?」と目が留まるようなコピーが理想です。
【企画概要(本の内容)】
レシピ本の内容を端的に、わかりやすく書くようにします。
ポイントは「なぜ、この本が世の中に必要なのか」を書くことです。
背景として、この本のターゲットは今どういうことに悩んでいて、このレシピ本を通して、どうやってその悩みを解決できるのか、などを意識して書くと良いです。
この本を今のタイミングで出すべきというトレンド的な社会現象もあれば、それも書きます。
あとは、他の似たような本とは何が違うのかという点も書けると良いです!
【著者プロフィール】
次にプロフィールを書きます。
ちなみに私は、プロフィールは、企画書の中で一番重要だと思っています。
プロフィールが魅力的であれば、企画の内容がイマイチでも、編集者が代案を考えて、別の企画として採用してくれる可能性があるからです。
本の内容に関わる経験や実績で、アピールできるものがあれば必ず書くようにします。
また、ブログの読者やSNSのフォロワーがたくさんいる場合は、「ブログ読者数は約〇〇人以上」のように書くのも効果的です!
【読者ターゲット】
この本は誰に向けた本なのか、どのような読者を想定しているのか、具体的に書くようにします。
年齢や性別、職業などなるべく細かく書くと分かりやすいです。
【目次(構成)】
本の構成イメージとなる目次を簡単に書きます。掲載したいレシピの写真がある場合は、余白に写真を載せるのも良いと思います!
【この本を制作するために有利な条件】
自分が本の制作にあたり協力できることや役立てることをアピールします。
例えば、
「料理教室の生徒さんが○人いるので、販売できる。」
「ブログのアクセス数が月○PVあるので、そこで告知できる」
「インスタのフォロワーが○人いるので、本の宣伝が可能」
といった、自分の力で販売促進に協力できることをアピールしたり、
「自宅で撮影できるので、経費を削減できる」
「撮影用のスタイリング用品は全て自前で手配できる」
「カメラマンは自分で手配できる」
など、レシピ本の制作にあたっての経費を削減できるといった内容も有効です!
【連絡先】
最後に、本名、メールアドレス、携帯番号など、必ず連絡の取れるものを記入します。
■出版企画書を作る際のポイント3つ
1、A4用紙1~3枚でまとめる
編集者の方は大変忙しいので、じっくり企画書を読む暇はありません。
長い企画書はまず読んでもらえないので、多くても3枚くらいまでにしましょう。
簡潔に分かりやすい方がいいので、まとめられるならもA4用紙1枚でもOKです!
2、誤字脱字は絶対NG!文字のフォントも統一して
せっかく良い企画書を作っても誤字脱字だらけ、フォントが合ってないなどの文書としてのミスがあっては台無しです。
仕事を丁寧にやる人という印象を持ってもらうためにも、最終チェックはしっかりした方が良いです!
3、郵送の場合は送り状も一緒に作成
出版社へ企画書を郵送するときは、送り状と共に送付するようにしましょう。
送り状は下記のようなシンプルな内容で大丈夫です!
・宛名(〇〇出版社 ご担当者様)
・拝啓(貴社益々の隆盛のこととお慶び申し上げます。この度、貴社に企画書をお送りさせていただきます。同封いたしますのは以下の2点です。)
・書類について(1、送り状 2、企画書)
・挨拶(お忙しい中お手数おかけして誠に申し訳ありません。ご審査のほど何卒よろしくお願いいたします。)
・敬具
・自分の名前
■企画書はどこに送ったらいい?
編集者との繋がりがある方は、その方に企画書を送って提案してみるのが良いです。
ツテが無い方は、料理本を出している出版社や制作会社の一覧表を、下記の記事で公開していますので、参考にしてみてください。
■自分にはまだレシピ本は早いと思っている方へ。
まだ食の活動をしてない、レシピを書くことや写真にも慣れてない、ファンも少ない、、
まだレシピ本を出す自信が無い、と思っていないでしょうか。
実際、私も初めて本を出すことになった時、実はレシピを書くのにもほとんど慣れていなくて
こんな未熟な状態では無理だって思ってました。
確かに、自分の作品が世の中に出回るのは、嬉しい反面、とても勇気がいることだと思います。
ましてや、まだ未熟な自分なのに、いきなり大きなことに挑戦していいのかなって。
ただ、今だから言えることは
一歩を踏み出したことで本当に良かったということです。
というのも、
活躍するために小さな実績をたくさん積み上げていくのは、
時間と労力がかかりますし、
モチベーションを維持するのが非常に難しいです。
大きな実績を先に作って
下積み時代の時間を減らせたからこそ、
やって来れたのかなと思います。
もし、まだ出版をしたことがなく、挑戦するのはまだ早いかな、と思っているなら、
まずは電子書籍のレシピ本出版がオススメです!
一般にまだあまり広まっていませんが、
自分の本を出したい人は世の中にたくさんいるので、
これから徐々に広まっていくと思います。
どの分野でも言えることですが、活躍している人というのは、
その他大勢の人と同じタイミングで行動するのではなく、
人よりも一歩先に、新しいことに挑戦しています。
特に、レシピ本出版の中でも「電子書籍」は、
経験ゼロの初心者でも作れるものなので、実績づくりとしてはかなり有効です。
「電子書籍のレシピ本出版」にご興味がある方は下記ご覧いただけたらと思います。